『授業がわかるって楽しい!』予習で変わるわが子の姿

塾には『予習型』と『復習型』があるものですが、当塾は週5・定額・通い放題という強みを生かして、予習はするし、復習もします。要するに『どっちも大事なんだからどっちもやれ!』という血も涙もないやり方です。

生徒が塾で勉強できる時間が長いから可能なわけですね。

どっちも大事なのですが、今回は『予習の圧倒的利益』についてお話します。

幼児、小学生、中学生、高校生の各段階で予習は重要です。

『復習しなくてもいいよ』ということではありませんのでその辺は悪しからず。

なぜ授業が「むずかしい」と感じるのか?

学校の授業では、毎日新しいことが次々に登場します。漢字、計算、理科の用語、歴史の人物…。どれも子どもにとっては“初めて出会うもの”ばかり。そのため「よくわからない」「何を言っているのかピンとこない」と感じてしまう子も多いのです。

50分程度の授業で、初めから終わりまで初めてのことを習うのですね。それが一日5~6時間、毎週のように続くのです。

大人で言えば、新しい業務をひたすら教わり続けるようなもので、今日は壁塗りと品出しと金勘定と機械チェックと・・・。それが一日中続き、毎週続き・・・。

こんな調子で毎日仕事したらよく分からないことは必ずでてきてしまいます。ていうか無理。

ですが、子供たちはそんなことを毎日(できるかできないかは別にして)こなしているわけです。

それで、どうしても習ったことに抜け漏れがでてきてしまうのですね。

ですから、『毎日初めてのことばっかり聞く』という状態ではなく、『これは知っている』というものがあるとよい。

ちょっと知ってるだけで“ぐんと分かる”!

初めてのことだらけの授業でも「あ、これ聞いたことある!」と感じた瞬間、子どもはぐっと前のめりになります。初めての内容でも、事前に少しでも見ていたり、聞いたことがあれば、授業の理解度が格段にアップします。

小学校入学前に簡単な足し算をしている子はそこそこいると思いますが、そういう子は小1の算数の授業で少し取り組みやすくなるのは想像がつくでしょう。

こうして授業に前向きな姿勢があれば、学校生活の大半を占める授業時間が子どもにとってより意味のあるものになります。

授業時間はなるべく退屈じゃないほうがいいに決まっているでしょ?

きちんと予習すると学校の授業時間は復習になる

『ちょっと知っていることがある』レベルではなく、もう少しレベルを上げて『授業の内容はすでにある程度できる』という感じになると、授業時間は復習に使えるのです。

習ったことは復習しないと定着しないのは言うまでもありませんが、それを学校の授業時間でできるということです。

当塾では小6くらいには小学校の内容はできるという前提で中1の内容をやっている子も多いので、そういう子は学校の授業中は教科書のまとめ問題を解いていたりします。授業中の内職ですね。

当塾でも復習はやるのですが、習ってから2・3か月たって学校の授業中で内職するのが絶好の復習の機会になるのです。

成績がいい子はだいたいそうしています。

「予習」といっても難しく考えなくて大丈夫

このように『予習』は多くのメリットをもたらしますが、そうすると『塾に入って先取り!』とかそういう大げさな話になってしまいますが、それほど真剣に考える必要はありません。

先ほど言った通り、『ちょっとやったことがある』程度でも十分学校の授業中の過ごし方に良い影響を与えます。

小学校入学前なら『ひらがなの読み書き』とか『数を数える』とか誰でも思いつきそうなレベルで取り組んでおくだけでよいのです。

中学入学前なら『英単語』くらいでもいい。

ちょっと掛け算九九を早めにやっておくとか。

5~10分だけ毎日やってみる、くらいで本当に大きな違いがでます。

もちろん、もう少しガチ勢になりたい人は塾へどうぞ!

でも当塾でも、幼児を見るとしたら毎日15分が限界ですかね。小学校1年生でも30分・・・1時間は結構きついくらいじゃないでしょうか。

一日の時間よりは毎日やることの力が圧倒的に強いです。

ぜひ、毎日10分の親子の勉強時間を捻出してみてください!