中学受験する子としない子の間で開くとてつもない差

7km40mは何kmですか?

今日、小学生がこのような問題を解いていました。

あなたは正解できましたか?

 

答えは7.4km!!!

 

ではなくて、7.04kmです。

このような問題ではケアレスミスが多発して7.4kmとやってしまう子はたくさんいます。

なお、一部には1km=100mだとかそもそも単位変換が怪しい子も相当数いるので、そういう子の場合はケアレスミスではなくもっと深刻な問題ですが、今回はそういうことは置いておきましょう。

さて、ケアレスミスの話ですが、小学生でも中学生でもなかなか直りません。

直らない前提で物事を考えることもありますが、ある程度は「見直しをきちんとする」とか「問題をきちんと読む」とかで改善するのですが、通常の小中学生にそんな面倒なことをやる動機はないわけです。

動機がない以上、いくら注意したところで「のれんに腕押し」もいいところなのですね。

通常の小中学生でなかったらどうなのか。

例えば受験生ですね。

受験生が7km40mを7.4kmとかやっていたら、それは不合格への直行便なわけです。

よって、中学受験・高校受験に臨む子はケアレスミスを減らす動機が強力にあるわけですね。

受験するにもかかわらず「見直しをきちんとする」とか「問題をきちんと読む」などケアレスミスを減らす努力をしていない子はもう話にならないわけです。

高校受験はとても多くの子が経験するわけですが、中学受験はそうではありません。

よって、一部の小学生が意識を高めてケアレスミスを減らすスキルを鍛える中で、多くの非受験の小学生はボーっとケアレスミスを多発させるわけです。

そのように考えると、中学受験を経験する人としない人では注意深さひとつとっても大きな差がつくように思えるのですね。

文章をきちんと読む!とか。

そうした状態で中学の勉強に取り組み始めたら、ただでさえ受験組と非受験組では勉強習慣に差があるのに、ますます差は広がるばかりではないのかと思うのです。

かといって、非受験の小学生に「ケアレスミスを減らさないと将来困るよ」とか言ったところで本人たちには響かないのですね。

非受験組の子を持つ親としては、知らないうちにどんどん中学受験組とは差がついているということを少し頭に入れておくべきなんじゃないかな。