来たれ!優等生!君の実力はそんなところで留まっていていいものではない!
私のような商魂たくましい塾がやる、このブログのようなものも含めて塾の宣伝とは基本的に、成績が平均的の子に対して「うちの塾に入るとこんな感じで成績が伸びます」という風に書かれることが多いのです。
実際に効果があるかどうかは別として、成績が平均的な子が圧倒的に人数が多いのだから、当たり前といえば当たり前。
でも一方で成績がかなり良い子向けの記事のようなものはほとんどない。
というわけで、今日は世間では「放置しておいても勝手にこいつらは伸びるだろう」と思いこまれている、公立中学で学年1位とか一桁あたりの順位をとってしまう子、才能を完全に無駄遣い、時間を無駄遣いしている子、その親向けに書いてみましょう。
優秀な子にももっとスポットライトを!!そして課題の指摘を!!
公立中学でもテストで学年1位をとれる子は難関大学に行ける可能性は高い!
大前提として私立小学校・中学校の話ではありません。
公立です。また東京23区でも文京区やら港区やら教育熱が異常に高い地域の公立も除きます。彼らはヘタな私立中学より高レベルだったりしますからね。
さて、小学校のテストではなかなか分からないのですが、中学の定期テストなどを見ると徐々に、「本当にこの子は優秀なのか」が見えてくる頃です。
ご存知の通り、中学校には内申点とかいうイカレた制度があるので、成績がいいと言っても4パターンあります。
①内申点もテストの点も高い人(マジもんの優等生)
②内申点が高くテストの点はそこそこの人(先生の覚えめでたいタイプ)
③内申点がそこそこ、テストの点数が高い人(ちょっとだらしないタイプ)
④内申点がそのポテンシャルからはありえないほど低いが、テストの点数が高い人(先生に嫌われるタイプ)
どのパターンでも、その地方ごとのNO1の進学校である高校に合格したりするのですが、高校に入ったあとのポテンシャルが異なります。
昨今は推薦入学も増えてきた大学受験ですが、国公立を中心に難関はまだまだペーパーテスト勝負。
そして私がいろいろな子を見てきた中での肌感覚では、①③④のようなテストで点数を取れるタイプほど、難関大に合格することが多いのです。
内申点が低かろうと、中学の定期テストで学年1位とか一桁順位を取ってしまう子は、その後の大学受験で地方トップの国立大(北海道大、東北大、名古屋大、大阪大、九州大)くらいには合格してしまいます。
あなたは、そういう意味では超有望株なのです。
あなたが中学のどこかで1回でも定期テストで学年1位をとれたなら、十分なポテンシャル持ちです。
いかに才能があれど適切に磨かれなければ高校で沈む
ところが、そうした中学で超優秀だった子でもたいていは高校の学習内容の壁にあたります。
まず高校の内容はアホみたいに量が多いのですよね。
社会科だけでも、日本史・地理・世界史・政治経済・倫理などと教科が分かれ、その内容も深くなります。
国語や理科もそうですよね。
数学や英語の難度は中学とは比べ物にもなりません。
こうして中学で優等生だった子も壁にぶつかります。
しかも中学までと違い、高校では周りも優秀な子ばかりです。
中学で学年1位とかトップの景色しか見ていなかった子が、学年で下から10番!?みたいなことも高校では割と日常です。私もそうでした(国語なんか全般的にいつも赤点でしたからね)。
ここまではよくあることです。
問題は、中学で優等生だった子はあまり周囲に心配されてこなかった。その流れで高校で成績が落ちたことに気づかれにくいということ。
こういう子は高校生時点で親よりすでに学力が高いことも多く、親としてもどうしたらよいのかわかりにくいのです。
成績が良いために期待はされるが心配はされてこなかった。ある意味かわいそうですね。
高校に入りたての頃に、勉強をサボるとこうしたことが特に起こりがちです。
高校受験で大量に勉強して、バラ色の高校生活に入ったらこれからDA!そりゃあサボりたくもなりますよ。
でもそれじゃあダメなんですね。
私からすると「高校は高校で勉強もっと大変だからな」と先が見えているので、中学時点での優等生にもバリバリ厳しくするのですがね。
中学時点で優等生の子にできること
高校に入って勉強につまづかないためには、小学生が中学に入って勉強につまづかないためにすることと同じです。
先取りしろ!
私立の中高一貫校などは中3くらいで当たり前に高校生の内容をやっていたりしますから、同じことをすればいいのですよ。
とはいうものの、公立中学の子は高校受験という一大イベントがあるので、高校の内容なんてやってられないのも事実です。
そこでおススメなのは、英語か数学、どちらか得意な方だけでいいので、1教科だけ先取りしていきましょう。
高校英語、高校数学に首を突っ込んでいけば、高校受験の英・数などそこそこの対策で十分になりますから。
2重根号を外して計算できる人が、中3のルートの計算できないはずがありませんからね。
私は優秀な塾生には特に優れた1教科をどんどん先取りさせます。
学年?なにそれ?おいしいの?
さあ、優等生諸君!私がさらなる高みに連れて行こうではないか。
中学や塾の授業簡単すぎないか?退屈じゃないか?
君にはもっともっと上に世界が開けているのだ。